02. 実行環境

Node.js を入れて、1 行ずつ試す方法と、ファイルに書いて実行する方法を身につける

📅 作成: 2026-10-09 / 更新: 2026-10-20

Node.js を入れる

Node.js は、JavaScript をパソコンの上で直接動かすためのプログラムです。公式サイト(https://nodejs.org/)からインストーラを取ってきて入れます。

① ダウンロード nodejs.org から ② インストール 既定のまま進める ③ 版を確かめる node --version ④ 動かす node hello.js
入れてから動かすまでの 4 段階

入れ終えたら、ターミナル(Windows なら PowerShell かコマンドプロンプト)を開き、版を表示させます。数字が出れば成功です。

node --version
v26.11.1

数字は、入れた時期によって違います。この資料は v26 系で確かめています。

ヒント: サイトには「LTS」と「Current」の 2 種類が並んでいることがあります。LTS は長く保守される安定版、Current は最新の機能が入った版です。迷ったら LTS を選びます。

注意: node が見つからないと言われたら、インストールの前から開いていたターミナルを閉じて、開き直してください。インストールで足された設定は、新しく開いたターミナルにしか効きません。

REPL で 1 行ずつ試す

ターミナルで node とだけ打つと、> が出て入力を待つ状態になります。これを REPL と呼びます。打った式をその場で計算して、結果を表示します。

Read 入力を読む Eval 計算する Print 結果を表示する Loop また入力を待つ > 1 + 2 → 3
REPL は Read ・ Eval ・ Print ・ Loop の頭文字。この 4 つをくり返す

実際のやり取りはこうなります。> の後ろが打った内容で、その次の行が結果です。

> 1 + 2
3
> "Java" + "Script"
'JavaScript'
> Math.max(3, 9, 4)
9
> .exit

終えるときは .exit と打つか、Ctrl+C を 2 回押します。ちょっとした計算や、メソッドの動きを確かめるのに便利です。

メモ: 文字列の結果が 'JavaScript' のように引用符付きで出るのは、「これは文字列です」と分かるようにするためです。console.log で表示したときは引用符が付きません。

ファイルに書いて実行する

何行もあるプログラムは、ファイルに書いて実行します。拡張子は .js にします。好きなフォルダに hello.js を作り、次の内容を書いて保存します。

hello.js

console.log("Node.js から、こんにちは");
console.log("1 + 2 =", 1 + 2);
console.log("今日の作業:", ["読む", "書く", "動かす"]);
Node.js から、こんにちは
1 + 2 = 3
今日の作業: [ '読む', '書く', '動かす' ]

ターミナルで、そのファイルのあるフォルダへ移ってから、node の後ろにファイル名を付けて実行します。

cd 作業フォルダ
node hello.js

この例の「▶ 実行」ボタンは、Node.js で実際に動かしたときの結果(記録)を表示します。ここに載せている結果は、資料を作るときに Node.js で実行して確かめたものです。

Java ・ C# ・ VBA から来た人へ: コンパイルの手順はありません。node hello.js の 1 回で、読み込みから実行まで終わります。書き換えたら、保存してもう一度 node hello.js を打つだけです。

console で値を見る

console.log には、値をいくつでも渡せます。間は空白 1 つでつながります。配列やオブジェクトも、中身が分かる形で表示されます。

console.log("合計", 10, "円");
console.log([1, 2, 3]);
console.log({ name: "りんご", price: 120 });
console.log(true, null, undefined);
合計 10 円
[ 1, 2, 3 ]
{ name: 'りんご', price: 120 }
true null undefined

直接渡した文字列は引用符なしで出ますが、オブジェクトの中の文字列は 'りんご' のように引用符付きで出ます。数値の 120 と文字列の '120' を見分けるためです。

ほかにも、目的に合わせた仲間があります。

書き方使いどころ
console.log(…)ふだんの表示
console.error(…)エラーの表示。Node.js では標準エラー出力に出る
console.warn(…)警告の表示
console.count(名前)呼ばれた回数を数えて表示する
console.warn("在庫が少なくなっています");
console.error("在庫がありません");
console.count("呼び出し");
console.count("呼び出し");
在庫が少なくなっています
在庫がありません
呼び出し: 1
呼び出し: 2

エディタと書き方の決まり

エディタ

メモ帳でも書けますが、色付けや補完のあるエディタを使うと楽です。よく使われるのは Visual Studio Code(VS Code)です。保存するときの文字コードは UTF-8 にします。

コメント

コメントの書き方は Java ・ C# と同じです。VBA の ' とは違います。

// 1 行のコメント
/*
  複数行のコメント
*/
console.log("コメントは実行されない"); // 行の途中からも書ける
コメントは実行されない

セミコロン

文の終わりにはセミコロン ; を書きます。JavaScript は省略しても多くの場合に補ってくれますが、補い方が思いどおりにならないことがあります。この資料では必ず書きます。

大文字と小文字

大文字と小文字は区別されます。console.log を Console.Log と書くと動きません。VBA は区別しないので、特に気をつけてください。

Console.log("動く?");
Uncaught ReferenceError: Console is not defined

「ReferenceError: Console は定義されていない」というエラーです。Console(大文字)という名前のものは無い、と言われています。