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目的と前提
結論: AWS の EC2 は使わない。理由は 3 点。既存アカウントの無料枠は 2017-02 に終了済み。EC2 に常時無料の枠は無い。最小クラス(nano・0.5 GB)は実用にならず、実用的な t3.micro は月 2,100 円ほど(概算・未確認)かかる。以降の章は、検討した内容の記録として残す。
- 目的(当初): EC2 インスタンスを 1 台作成し、接続できることを確かめる。今のアカウントは無料枠が終了済みのため、少額の課金を前提にしていた
- 方針: 別のアカウントは作らない。既存のアカウントで進める
- 前提: AWS アカウントを持っている(無い場合は作成から)。ルートユーザでは日常作業をしない
- 作業場所: このプロジェクトに手順・スクリプトを残し、同じ構成を作り直せるようにする
無料枠の調査結果
このアカウントの状況(実測)
- 作成日は 2016-02-20(JST)。Gmail に残る AWS の歓迎メールの受信日で判定した
- 旧方式(作成から 12 か月)のため、無料枠は 2017-02 に終了済み(失効予告のメールも 2017-02 に届いている)
- コンソールの確認: 無料利用枠のページに使用中の項目は CloudWatch(常時無料)だけで、EC2 は無い。クレジットは残高 0 ドル
- 結論: このアカウントの EC2 は無料ではない。起動時間・EBS・パブリック IPv4 が通常料金で課金される
常時無料は無い
- EC2 に常時無料の枠は無い。常時無料はサーバを常駐させる種類ではない(Lambda・DynamoDB・CloudWatch・SNS・SQS の少量分など)
- EC2 の無料は期間限定のみ(旧方式は 12 か月、新方式はクレジットで最長 6 か月)
別アカウントを作る場合(採らない)
- 2025-07-15 以降に作った新しいアカウントには、新方式の無料プラン(クレジット最大 200 USD・最長 6 か月)が付く。しばらく無料で使える
- 別アカウントを作る方針は採らない。この選択肢は記録として残す
他社の常時無料枠(候補として残す)
- Google Cloud:
e2-micro が 1 台、米国の一部リージョンで常時無料(東京は対象外)
- Oracle Cloud: Arm の VM(最大 4 コア・24 GB)などが常時無料。新規登録の審査が厳しい
- どちらも現行条件は未確認。採るときは公式ページで確かめる
最小クラスの月額(概算・未確認)
- 東京・24 時間稼働・EBS gp3 8 GB・1 ドル 150 円で計算。パブリック IPv4(約 3.65 ドル)を含む
t4g.nano 約 8.4 ドル(約 1,300 円) / t3.nano 約 9.4 ドル(約 1,400 円) / t3.micro 約 14.3 ドル(約 2,100 円)
公式ページでの確認が要る点
以下は 2025-07-15 の無料枠改定時点の知識に基づく。現在(2026-10)の公式ページで着手前に確かめる。東京の t3.micro は稼働 1 時間あたり約 0.0136 USD(約 10 USD/月)と記憶しているが、未確認。
無料枠の一般条件(参考)
| アカウント作成日 | 無料枠の形 | 対象インスタンス |
| 2025-07-15 より前 | 作成から 12 か月、毎月 750 時間 | t2.micro / t3.micro(リージョンによる) |
| 2025-07-15 以降 | 無料プラン: クレジット(最大 200 USD)・最長 6 か月 | t3.micro t3.small t4g.micro t4g.small c7i-flex.large m7i-flex.large 等 |
- EBS: 30 GB(gp2/gp3)まで
- パブリック IPv4 アドレスは 2024-02 から有料(旧無料枠では 750 時間分が無料枠に含まれる)。新プランではクレジットから引かれる
- 確認先: AWS 無料利用枠のページ、コンソールの「Billing → 無料利用枠」
構成案と決めること
決定: 1-A・2-A・3-A・4-A(各項目の A)。
1. 作成手段
- 1-A(推奨)AWS CLI のスクリプトで作る: 手順が残り、作り直し・削除も同じスクリプトで行える
- 1-B マネジメントコンソールで手作業: 初回の理解には向くが、記録が手順書だけになる
2. OS
- 2-A(推奨)Amazon Linux 2023: SSM Agent が最初から入っており、2-A の接続方式とそのまま組める
- 2-B Ubuntu 24.04 LTS: 情報が多い。SSM Agent は snap で入っている
3. 接続方式
- 3-A(推奨)SSM Session Manager: 22 番を開けずに済み、鍵の管理も要らない。IAM ロールの付与が必要
- 3-B SSH(キーペア): 22 番を自分の IP だけに開ける。鍵(
.pem)は Git に入れない(.gitignore 済み)
4. リージョン・アーキテクチャ
- 4-A(推奨)東京
ap-northeast-1・t3.micro(x86_64): 新旧どちらの無料枠でも対象
- 4-B
t4g.micro(Arm): 新プランでのみ対象。x86 専用のソフトは動かない
手順
状態: AWS への操作は一度も行っていない。作成済みのリソースは無い。不採用のため、未の手順には着手しない。
| # | 作業 | 状態 |
| 1 | EC2 の料金(東京・t3.micro・パブリック IPv4・EBS)を公式ページで確認 | 未 |
| 2 | ルートの MFA 有効化、作業用 IAM ユーザ(または IAM Identity Center)作成 | 未 |
| 3 | 予算アラート(AWS Budgets、0.01 USD 超で通知)と無料枠の使用量アラートを設定 | 未 |
| 4 | AWS CLI v2 を導入し aws configure sso 等で認証 | 未 |
| 5 | セキュリティグループ作成(3-A なら受信ルールなし) | 未 |
| 6 | IAM ロール(AmazonSSMManagedInstanceCore)とインスタンスプロファイル作成 | 未 |
| 7 | インスタンス起動(t3.micro・EBS gp3 8〜30 GB・タグ付け) | 未 |
| 8 | 接続確認(aws ssm start-session) | 未 |
| 9 | 停止・削除のスクリプトを用意し、動作を確かめる | 未 |
スクリプトは tools/70_deploy/ に ps1 +同名 cmd で置く(実行は利用者の確認後)。
aws ec2 run-instances --region "ap-northeast-1" --instance-type "t3.micro" `
--image-id "resolve:ssm:/aws/service/ami-amazon-linux-latest/al2023-ami-kernel-default-x86_64" `
--iam-instance-profile "Name=ec2-ssm-free" --security-group-ids "<sg-id>" `
--block-device-mappings "DeviceName=/dev/xvda,Ebs={VolumeSize=8,VolumeType=gp3}" `
--tag-specifications "ResourceType=instance,Tags=[{Key=Name,Value=free-ec2}]"
課金を防ぐ対策と後片付け
- 今のアカウントは無料枠が終了済み。起動した時間・EBS・パブリック IPv4 がすべて課金される。使わない間は終了(terminate)する
- インスタンスは 1 台だけ。常時動かすと月 730 時間ぶんが課金される
- 停止中も EBS・スナップショット・Elastic IP(未割り当て)は課金対象
- NAT ゲートウェイ・ロードバランサ・無料枠外のインスタンスタイプを使わない
- 削除はインスタンス終了 → EBS 残存確認 → セキュリティグループ・ロール削除の順
アクセスキーを Git やチャットに貼らない。漏れると第三者に高額のインスタンスを立てられ、請求は取り消せないことがある。