Java CVE 注意点の調査(2026年10月)

JDK 本体(Oracle CPU 2026年10月)と主要ライブラリ(Spring・Tomcat・Jackson)の最近の脆弱性と対処

📅 作成: 2026-10-22 / 更新: 2026-10-22

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2026年10月時点で、Java まわりで注意すべき CVE をまとめた調査です。

番号・CVSS は二次情報を含みます。対応の前に、Oracle・Spring・Apache・FasterXML の公式アドバイザリで照合してください。

JDK 本体(Oracle CPU 2026年10月)

2026-10-20 公開。Oracle 全体で 1,209 CVE・1,295 件の修正。Java SE は 55 件で、うち 49 件は認証なしでリモートから悪用できる。

CVECVSS対象内容
CVE-2026-914039.1Java SE・GraalVM for JDK・GraalVM EnterpriseCPU の翌日(2026-10-21)に出た臨時の Security Alert。10月の CPU だけでは足りない可能性がある
CVE-2026-872935.4Java SE 8u503・GraalVM EE 21.3.19.1.1RMI の脆弱性。Java 8 を使い続けている環境が対象

主要ライブラリ

対象CVE内容対処
Spring FrameworkCVE-2026-41855(HIGH、8.1)Jackson を使う JMS コンバータの安全でないデシリアライズで、RCE のおそれ。7.0.x・6.2.x・6.1.x・5.3.x が影響7.0.8 以上
Spring for GraphQLCVE-2026-59285(9.2)Jackson 2 を使い、ページングする GraphQL フィールドを公開している場合の安全でないデシリアライズ修正版へ更新
Tomcat 11.0.24CVE-2026-65182 / 65905 / 68525セキュリティ制約の迂回、DIGEST 認証のリプレイ、FORM 認証の迂回11.0.25 以上
Jackson 2 / 3CVE-2026-89425 ほか(HIGH)DoSjackson-core 2.18.11、2.21.7、3.1.7
Spring Boot 4.1.1 は脆弱な Tomcat 11.0.24 を管理したままとの指摘がある。tomcat.version を上書きして 11.0.25 以上にする。

Tomcat・Jackson の CVE は主にスキャナが自動で立てたチケット・PR からの情報。

実務上の注意点

  1. JDK は 10月 CPU に加え、CVE-2026-91403 の修正まで入っているかをベンダのリリースノートで確かめる
  2. 依存ライブラリは SBOM や mvn dependency:tree で、実際に入っている版を確かめる。Boot が管理する版が古いままのことがある
  3. 信頼できない入力を Jackson のポリモーフィック型で受け、JMS・GraphQL でデシリアライズする構成が最も危ない
  4. Java 8 系・GraalVM EE を使い続けている環境も、更新の対象から漏らさない

出典